ほぼ1年ぶりのブログとなりました、修士1年の佐藤光敏です。

部員が増えたお陰で、修了まで残り2回のブログとなりそうです(毎日更新期間とかが無い限り…笑)

呑気に旅行記()を書いている場合ではなさそうなので、日本国内の誰か(ごく少数の人)には役立ちそうな内容を書こうと思います。

タイトルにある通り、東京マラソンの出走権を自力で獲りに行く方法をご紹介します!

ただしある程度の走力が要求される事は、ご了承下さい…。


東京マラソンについて

殆どの方がご存知だと思いますが、サラッと概要を載せておきます。

  • コース:東京都庁をスタートし、日本橋→雷門→銀座→東京タワーと巡り、東京駅がゴール
  • 歴史:前身の東京国際・東京国際女子マラソンを引き継ぐ形で、2007年より開催
    • 近年は3月第一日曜日の実施。
  • アボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)の1つ
    • 東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティマラソンで構成され、シックスメジャーと称される。
    • 2025年より、シドニーマラソンが新たに加盟。
  • WA(世界陸連)の最上位(Elite Platinum Label)大会に指定
    • 日本では他に名古屋ウィメンズマラソンのみ。

ちなみに、前述の6大会を全て制限時間内に完走したランナー(Six Star Finisher)には、各大会での記録と自身の名前入りの完走証&メダルが授与されます。

これをモチベーションに世界旅行、なんていうのも楽しそうですね…!!


私が思う東京マラソンの魅力(出走0回)

ここからは、私が思う東京マラソンの魅力をあくまで想像で語ります(笑)

①開催時期

3月頭の開催ということで、市民ランナーの方々にとってはマラソンシーズン〆の大会に相応しいのではないでしょうか。

また、本来はトラックを主戦場とする選手も必見です。1、2月を準備期間に充てる事ができ、その後のトラックシーズンまでに多少の猶予期間もあります。大変有難いですよね。

②高速コース、応援の多さ

2017年に東京ビッグサイトから東京駅にゴールが変更された事で、更にフラットなコースとなりました。7時間という制限時間は、国内でも屈指の緩さです。

出走者:38,231人 完走者:36,560人 完走率:95.6%(2023年大会)

また、私は過去2回ほど現地観戦をしておりますが、沿道の応援が途切れる箇所は無さそうです。

2024年大会の男子先頭集団@14km過ぎ(茅場町)

拙い撮影で恐縮ですが、ぜひ現地の様子を感じて下さい。

③大会としてのグレードと倍率の高さ

先程の動画には、あのエリウド・キプチョゲ選手も登場しています!彼を招待できるぐらい、東京マラソンは格式の高い大会なのです。

また、東京マラソンに当選する事は運要素が非常に大きいです。近年は公表されていませんが、現在も高倍率であると想像されます。

定員2万7370人に対し33万271人が応募:約12.1倍の倍率(2019年大会)

私は2020年大会から毎年応募しておりますが、一度も当選しておりません😅😅

どうでしょう、ここまで十分過ぎるぐらいに東京マラソンの魅力を語らせて頂きました。

おまたせしました、いよいよここからが本題です。

運任せではなく、自分の力で東京マラソンの権利を獲りに行きましょう!


東京マラソン出走権の獲得しやすさランキング(主観)

第1位 TEAM ONE TOKYO -東京陸協推薦枠- の提携大会を狙う

1位に持ってくるぐらいですので、今回私が実践した方法でもあります。

提携大会での性別・年代に応じたフィニッシュタイムによるポイント、および指定イベントへの参加によるポイントによってランキング化されるより速さを追求するランナーのための登録制プログラムです。
https://onetokyo.org/about/tot

後述しますが、このポイントランキング上位者にもチャンスはあります。また、提携大会の多くはあくまで抽選での選出がほとんどです。

ただ、たまたま目にしたSNSへの投稿をきっかけに、とある大会を知りました。

それが「江東シーサイドマラソン大会」です!!

ハーフマラソンを完走した方でTEAM ONE TOKYO入会者かつ東京陸上競技協会登録者の中から区民優先枠10名を抽選で選出し、成績上位者男女各10名を選出。
https://koto-seaside-marathon.jp/outline/
出走権を獲得するまでのタイムスケジュールを下記に載せておくので、興味がある方はぜひ展開してみて下さい。

前提条件:入会基準タイム(下記は男子19~49歳の抜粋)をクリアする

年齢フルマラソン30㎞ハーフマラソン
19~293時間05分00秒以内2時間04分40秒以内1時間25分30秒以内
30~343時間10分00秒以内2時間08分00秒以内1時間28分00秒以内
35~393時間15分00秒以内2時間11分20秒以内1時間30分30秒以内
40~443時間30分00秒以内2時間21分20秒以内1時間38分00秒以内
45~493時間35分00秒以内2時間24分40秒以内1時間40分40秒以内
24年7月:TEAM ONE TOKYO入会と東京陸協(学連登録済)に登録、江東シーサイドマラソン大会に仮申込。計¥6,650
24年8月末~9月上旬:無事に大会参加の当選通知がくる。何故か〆切最終日まで引っ張り、結局入金。計¥7,000
24年11月24日:大会当日。1km時点で十数名に絞られ、ヒヤヒヤした展開も無事に5位入賞&PB!副賞が豪華で得をした気分でした。
25年1月中旬:当初は12月中に推薦決定の連絡があるとの事だったが、そのまま年越し。半ば急かす形で問い合わせた結果、無事推薦枠に選出との連絡が…!!
歓喜の瞬間🙌🙌

何より、このブログの執筆に間に合った(あれ、投稿期限は…??)ので良かったです。

条件を満たしさえすれば、成績上位者には確実に付与されるのです。

おかしいですね、東京マラソンのエントリー前なのに、既に合計¥11,500を支払っていますが…??

これはですね、先行投資ってやつです🤭🤭


第2位 準エリート(国内)枠で出場

参加基準タイム
マラソン
男子2時間32分00秒以内、女子3時間15分00秒以内
ハーフマラソン
男子1時間05分00秒以内、女子1時間20分00秒以内
記録対象期間
2022年7月~2024年6月
定員
200名(男女各100名)
https://www.marathon.tokyo/participants/run-as-one/

東京マラソンは、準エリートという枠でのエントリーが可能です。申込時点(例年8月)で上記の内容を満たしている事が条件となります。

正確な足切りタイムは公表されていませんが、SNSでの投稿から推察するに、2時間28分台の記録は必要となりそうです。

仮に2時間28分30秒と仮定すると、これはVDOTの換算でハーフマラソンが70分53秒に相当します。

今回の江東シーサイドマラソン大会の10位が74分03秒であった事を考えると、なかなかの難易度です…。

ちなみに、江東シーサイドマラソン大会の記録上位者であっても、推薦の件は初耳だったという方も居ました。その場合、自動的に繰り下がりとなるので、少し届かない順位であっても諦めないで下さい!


第3位 コツコツポイント貯める

年間獲得ポイントランキングの上位者には、Challenge Runnerとして東京マラソン出走権が付与されます。ランキングの対象となるのは、提携大会で獲得した上位3大会分のポイント+イベント参加でのポイントを合算したものです。

こちらもSNSでの投稿から推察するに、上位100位以内にランクインする事が必要です。

23年度のランキングを参考に、約250ptと仮定します。24年度のスケジュールで、私なりに提携大会を3つ選んで試算してみました。自身が出場するトラックレースには支障が出ないように組んだつもりです。

レース開催日タイム獲得pt83ptに必要なタイム(下限)
江東シーサイドマラソン大会24年11月24日1時間12分04秒751時間10分14秒
東京ニューイヤーハーフマラソン25年1月12日
THE CHALLENGE RACE 4 in 202525年2月23日

3本目は、ほぼ同時期開催の青梅マラソンと迷いました。しかし、難コースゆえにタイムを出しにくい事、レース後のダメージを考慮して回避しました。

私のハーフマラソンのPB(執筆当時)を3本揃えた際の合計は222ptで、約30pt足りません。これは、最低3回のイベント参加に相当します。やはり一筋縄ではいかないですね…。


番外編 チャリティーランナーとして出走

東京マラソンは、チャリティーランナーとしての参加も可能です。

東京マラソンチャリティ
東京マラソンを通して、チャリティ活動の輪を広げる取り組みです。
寄付先団体が設定する金額以上をいただいた方の中でご希望の方は、チャリティ活動をアピールしていただくチャリティランナーとして東京マラソン2025に参加することができます。
ランナーではなく、応援したい・支えたいと思ってくださる方も寄付のみで参加できます。
チャリティランナー募集人数
5,000名 (チャリティランナーの選定状況は各寄付先団体で異なります)
https://www.marathon.tokyo/charity/
■寄付先事業
スポーツ振興・環境保全・世界の難民支援・難病の子ども達へのサポート・動物愛護などを目的として活動している39の寄付先事業が参加します。
■寄付金
①チャリティランナーとして参加をご希望の方
 寄付金額:10万円以上で寄付先事業が設定する金額以上の寄付申込を行う
https://www.runwithheart.jp/news/detail/571

なんとこの5000名の枠も、わずか1日で定員オーバーとなったそうです。驚いた事に、約100の国と地域から応募があったそうです。

最終的に、各寄付先事業(団体)が選定を行います。てっきり10万円を払えば確実に出走できるものだと思い込んでいたので、こちらも厳しいものですね…。(かつては先着順だった模様)


最後に

ここまでお読み頂き、ありがとうございました…!

昨年に引き続き、来たる3月2日(日)に行われます東京マラソン2025には、新・長距離ブロック長の平林くんが出場予定です!!

本人もやる気満々で練習に取り組んでおります。

ぜひ現地で応援される際には、UECと書かれたユニフォームの選手を探して頂き、ご声援をお願いします!

彼のファンサービスは尋常じゃありません、期待していて下さい(笑)

次のブログは小川くんに回したいと思います。

彼との(個人的な)密かなる今年の目標は、タメ語で会話してもらえるようになる事です。

生まれ年的には、真の同級生なんです…笑

よろしくお願いします!

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