お久しぶりです、B3の1012 田改め寺田です。

先日の27大学対校戦の際に長距離ブロックの千葉くん

「この間みんなと話してたんだけど、寺田ってスキーでどういう競技やってんの?」

と訊かれまして、確かにスキーの競技ってテレビでもオリンピックのとき位しか見ないし分からないよなと思いましたのでこの場をお借りしまして紹介させて頂こうと思います。(決してネタが浮かばなかったわけではないです)

少しでも知っていただいて、寺田って土曜練の代わりにこんなことやってるんだと思いを馳せてもらえるとありがたいかなという所存です。

スキーの競技というと、皆さんが思い浮かべやすいのはスキージャンプとかスノーボードでやるハーフパイプとかド派手なものが多いですよね

ただ、今回は皆さんが遊びに行くようなスキー場で行われる競技で、ある程度メジャーなものであり僕が実際に行っている2種類に絞ってお話ししようかなと思います。

アルペンスキー

まず、この競技は皆さんがオリンピックでスキーというと一番にイメージする競技だと思います。

引用元 : 日本オリンピック委員会

アルペンスキーのルールは至ってシンプル、「赤と青のポールの間を上から順番に通って一番早くゴールしたやつの勝ち」です!

簡単に言えば、陸上と同じタイムレースです。しかも、試合で使う略号まで同じで、スタートできなかったら「DS」反則は「DQ」途中で棄権したら「DF」とリザルトだけ見たら陸上と大して差がないのでわかりやすいです。

その上で、アルペンスキーをしていて陸上と異なって一番難しいと感じる部分は時間や滑る順番で変化する雪面の状態に合わせることです。

試合の大体の流れとしては、コースのセッティング後に、始めに全選手がコースの下見を行った後、前走者がテストで実際に滑って異常がないか確認して、選手が決められた順番で滑っていくのですが、スキー特有の不確定要素である気温変化や選手の通過による雪面状況の乱れに対応して滑らなければいけないことがかなり難しいところかなと思います。

一応このようなアルペンの大会では、雪面は硬化剤や水まきによってアイスバーン(雪面がほぼ凍っていて普通だったら滑りたくない感じのやつ)になっているので、すごい深い溝ができるわけではないのですがやはり上手い人ほど同じようなラインで攻略していくのでどうしてもその小さな溝にハマってしまうと失敗してしまう可能性は高くなります。それを全て感覚と反射で制御しないと間に合わない世界で戦っていると考えると恐ろしいばかりです…

アルペンスキーといっても、写真のようにポールの間隔が狭いスラローム(SL)や比較的感覚が広いジャイアントスラローム(GS)、さらに間隔が広がりスピードも早くなるダウンヒル(DH)など様々な種類があるのでぜひ興味があったら、ぜひ調べてみてください!

基礎スキー

こちらはあまり聞き馴染みがない方が多いとは思いますが、皆さんが普通にスキーを楽しんで滑る延長線上にあるもので、簡単に言えばどれだけ綺麗に滑れるかを競うものです!

実はなんと海外での競技人口は少なく、日本特有のスキー文化ともいえます!

引用元 : チューニングショップ土釜 (↑私)

基礎スキーで大会というと一番有名なのは全日本スキー技術選手権大会があります。これは5人の審査員が持ち点100で採点し、点数の最大と最小を切った3人の点数を得点とする5審3制方式で、予選は4〜5種目(中身は説明が長くなるので省略)を行った合計点数で競い、勝ち抜ければさらに決勝、スーパーファイナルと続いて順位を決めていきます。

私はこの大会に出ることを目標として東京都予選に去年から出場しています!

また、基礎スキーに関しては、大会に出て競うという楽しみもありますが先ほどのアルペンスキーと違って、級別テストや指導資格の試験を受けるという方が基礎スキーをやっている人に多いと思います。

級別テストに関しては5級から1級まであり、3〜5級はレッスンを受けながら検定をするスタイルで1,2級は1人ずつ滑って複数の試験官が点数を出して判断する方式になっています。

1級に受かると指導員系の試験や前回ブログに書かせていただいたテクニカルプライズやクラウンプライズといった上位の試験を受けることが可能になります。詳しい内容は全日本スキー協会

電通大では、2年生向けに行われている授業「生涯スポーツ演習D」(場合によっては3年生以降も受講可)で4日間の合宿の中で実際に級別テストが行えるのでぜひ興味があったら取ってみてください!

簡単な紹介になりましたが、スキーって楽しい!とかもっと上手くなってみたい!と感じる人はこの記事を思い出して、ぜひ級別テストなど受けてもらうと深みにハマってもらえると思います!

余談ですが、去年の今頃に現3年生でスキーとか行ったら面白くないかという話が挙がったりしたもののなんだかんだ足の問題や時間の問題等で有耶無耶になってしまったことを思い出しまして、卒業するまでに行けたらいいなという願望をここに書き記しておきます。

次回のブログは、陸上部で一番雪が似合いそうなマネージャー(当社比)の金田さんに託します。よろしくね

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