こんにちは!M2の李です!時のたつのは速いですね。僕は日本に来て、二年半も経ちました。調布には、いろんな美味しい料理がありますが、時々地元の味が恋しくなり、どうしても食べたくなることがあります。
特に思い出すのが、家族が作ってくれた「青椒肉絲(チンジャオロース)」。
本場の味を再現したいと思い、いろいろなお店を探しましたが、なかなか納得できる味には出会えませんでした。
じゃあ、自分で作ろう!
ということで、今回は僕の大好きな地元の味「青椒肉絲」の作り方を紹介します。これは日本の町中華とは違う、本場湖南省の味付け。ネットで探してもなかなか見つからないので、ぜひ楽しんでください!
本場の味!青椒肉絲の作り方
青椒肉絲は、豚肉の旨味と唐辛子のピリ辛さが絶妙にマッチした料理です。本場湖南省では、白いご飯と一緒に食べるのが定番!今回は、日本でも作りやすいレシピを紹介します。
1. 必要な材料(2人前)
✅ 豚肉(豚バラ肉or肩ロース):150g
✅ 唐辛子(青唐辛子、ピーマン、ししとうなど):200g
✅ 生姜:5g(千切り)
✅ にんにく:3片(みじん切り)
✅ 醤油(生抽):大さじ1(肉の下味と仕上げ用)
✅ 醤油(老抽):小さじ1/2(色付け用)
✅ 片栗粉(生粉):小さじ1/2(肉を柔らかくするため)
✅ 料理酒:大さじ1/2(臭み取り)
✅ 塩:適量
✅ サラダ油orごま油:適量
✅ 白胡椒粉(お好みで):少々
2. 事前準備(下ごしらえ)
(1) 唐辛子の準備
本場では「二荆条(アジンティアオ)」や「小米辣(シャオミーラー)」を使いますが、日本では手に入りにくいので、ピーマンやししとう、青唐辛子で代用します。
- ヘタを取り、種を抜く(辛さ調整可)
- 3〜4cm程度の斜め切りにする
(2) 豚肉の準備
- 豚バラ肉(五花肉) → 薄切りにして、脂を炒めると香ばしくなる
- 肩ロース(梅花肉) → ヘルシーにしたいならこちらもOK
下味として、
✅ 醤油(生抽):大さじ1/2
✅ 料理酒:大さじ1/2
✅ 片栗粉(生粉):小さじ1/2
✅ サラダ油:少々
を混ぜて、10分ほど漬けておく

3. 本場の炒め方(調理手順)
(1) 豚肉の脂を引き出す
✅ フライパンを中火で熱し、油を入れる
✅ 脂身の多い豚肉を炒め、脂がじわじわ出るまで焼く(カリッとさせるのがポイント!)
✅ 炒めたら、一度取り出す
(2) 唐辛子を炒める
✅ 残った油で唐辛子を強火でサッと炒める(約1分)
✅ 少ししんなりしたら、一度取り出す
👉 ※ 炒めすぎると辛味が飛んでしまうので注意!
(3) 赤身の肉を炒める
✅ 中火にし、下味をつけた豚肉を入れて炒める
✅ 火が通ったら、にんにく・生姜を加え、香りが立つまで炒める
✅ 醤油(老抽)を加えて、少し色をつける
(4) 唐辛子を戻して仕上げ
✅ 炒めた唐辛子とカリッとした豚バラを戻す
✅ 醤油(生抽)・塩を加えて味を調整する
✅ 白胡椒を振り、全体を強火でサッと炒めたら完成!

4. ポイント
✅ 日本のスーパーで手に入る食材で作るコツ
- ピーマンやししとうで辛さを調整できる
- 豚バラ肉が本場の味に近いが、肩ロースでも美味しく作れる
- 醤油は「生抽(しょうちゅう)」を薄口醤油、「老抽(ろうちゅう)」を濃口醤油で代用可能
✅ 油の量と炒め時間
- 地元の湖南料理は油を多めに使うが、日本向けには控えめにしてもOK
- 唐辛子は強火で短時間炒めるとシャキッと仕上がる
✅ 豚肉の食感をよくする
- 下味の片栗粉と油を混ぜると柔らかくなる
- 炒めすぎると硬くなるので、火が通ったらすぐに次のステップへ!
✨✨出来上がり

失敗談:炒めすぎた結果… 😂
実は、最初に作ったとき、とんでもないことになりました…。
「本場の味を完全再現するぞ!」と気合を入れ、豚肉も完璧に下味をつけ、ピーマンも最高の形にカットし、準備は万端!
あとは炒めるだけ…だったのですが…
醤油をドバッ!🔥
「おお、いい香り!」
そのまま強火でガンガン炒めていたら…
ん?なんか香ばしいというか、ちょっと焦げ臭くない…?
はい、やっちゃいました。
炒めすぎて、香辛料が固まって謎の黒い塊が誕生。
ひと口食べてみると…
「…苦っ!!!」 😱
いやもう、これは青椒肉絲じゃなくて”炭火焼き香辛料”でしたw
本場の味を追求するのもいいですが、炒めすぎは禁物です。
皆さんも、調味料を入れたらすぐに手早く炒めて、香ばしさを残しつつ焦がさないようにしましょう!


以上、青椒肉絲の作り方でした!ぜひ作ってみてください!
みんなの催促が止まらず、逃げ場を失いました……次は、毎回Discordでリアクションを律儀にポチポチ押して催促してくれる河野くんに託します(笑)