はるか遠い昔、ギリシアの地にオリオンという狩人がいた。海の神ポセイドンの血を引く彼は、その美しさと力強さで多くの神々や人々から称賛を集めていた。一方で同じくギリシアにアルテミスという女神がいた。彼女は月と狩猟の女神で、自然の美しさや力強さを象徴し神として独り身を貫くことを運命づけられていた。

ある時2人は共に狩猟を楽しむ仲間として出会い、次第に親しくなってゆく。オリオンの狩猟の腕前や力強さにアルテミスは魅了され、2人には深い友情が芽生えていった。

しかし、これを快く思わない者がいた。アルテミスの兄である太陽神アポロンは、2人が親密な関係を築くことをあまりよく思っていなかった。人間であるオリオンと女神であるアルテミスの関係が続くことが気に入らなかったからだ。彼はアルテミスに対する嫉妬から、オリオンを殺害する計画を決行した。ある日、アポロンは遠洋に浮かぶ一点を指さし、アルテミスにそれを弓矢で射るように挑発した。優れた狩猟の才能をもつ彼女は、挑戦を受け入れ矢を放った。その点が実はオリオンであったことに気づかなかったアルテミスは、彼を誤って殺してしまった。

オリオンが死んだことを知った彼女は深く悲しみ、最高神ゼウスにオリオンを星座として夜空に上げ、自分がいつまでも彼を想い続けていられるようにと懇願した。ゼウスはこれを受け入れ、オリオンは今でも冬の星座として夜空に輝き続けている。

オリオン座

自己紹介

前置きに飽きてブラウザバックしなかった皆さん、もしくは前置きをすっ飛ばしてここまできてくださった皆さん、おはようございます!!B2の池田です。

いきなり神とか星座とか書いてあって困惑している人も多いと思います。これは有名な星座であるオリオン座に関する逸話で、ギリシャ神話が元になったお話です。

僕はこれを小学校のときに星座の図鑑で知りましたが、とても切なくていい話だなあと思いました。こんなふうに星座にはそれぞれ元になった逸話があって、どれもいいお話ばかりです。オリオン座の他にもいくつか紹介していきたいと思います!

おとめ座の逸話

読んでる人の中にも自分の星座がおとめ座だという人がいるでしょう。そんなおとめ座には次のようなお話が伝わっています。

正義の女神アストライアには人々の正義と秩序を守る役割があった。彼女は最初地上で人々と共に平和に暮らしていたが、やがて人間は互いに争い合うようになり彼女が望む正義と秩序は徐々に崩壊していった。それを深く悲しんだ彼女は星座となって天へと昇っていった。

おとめ座

ベタな展開ですがとても印象に残りますね!この物語は、人々に正義を思い出させるための教訓として伝えられているそうです。

双子座の逸話

カストルとポルックスという双子の兄弟がいた。彼らは神であるゼウスと人間の女性との間に生まれた。ポルックスは神として生まれてきたため不死身であったが、人間として生まれてきたカストルは幾分かの後寿命を迎えて死んでしまった。双子の片割れとなったポルックスはこれを悲しみ、死んだ兄弟のためにゼウスに頼んで、兄弟と共に天国で過ごすことができるよう頼んだ。ゼウスはこれを承諾し、2人を星座と天に上げ双子座ができた。

双子座

寿命の違いによって起きる悲劇……アニメとか漫画でもよくある表現ですね!最近(?)だとフリ○レンとかがいい例です。

まとめ

こんなふうに星座には面白い伝説がいくつかあるので気になったら少し調べてみてください!そこそこ字数が稼げたのでここらへんでブログを終わろうと思いまする。

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